【書き方注意】小説の『避けるべき書き出し』4選!

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とりあえず作品を書いてみたけど、最後まで読んでもらえなかった

書き出しの注意点ってあるのかな?

どうも、おきなです。

皆さんは小説を書いていて『書き出し』で悩んだことはありませんか?
私も書き出しからよく筆が止まります。

「とりあえず何か書いて、物語を進めてしまおう!」
ずっと悩んでいると、こんなことも考えるでしょう。

しかし、書き出しには避けるべき落とし穴があるのです。

そこで、今回は小説の『避けるべき書き出しについてまとめていきます。

■この記事で分かること
『書き出し』についての基礎知識
・魅力的な『書き出し』にするための注意点

【参考文献の紹介】

「書き出し」で釣りあげろ 
1ページ目から読者の心を掴み、決して逃さない小説の書き方
(著 レス・エジャートン 訳 倉科顕司、佐藤弥生、茂木靖枝 フィルムアート社)


避けるべき書き出しとは?

①夢ではじまる
②目覚まし時計がなっている
③会話が少なすぎる
④会話ではじまる


参考文献を元に、私が特に避けるべきだと思った書き出しは上記の4つになります。

「あれ、よく見る書き出しだと思うけど……」
と感じた方もいるのではないでしょうか。

確かに自分も上記の始まり方をする物語を知っている気がします。
しかし、よく見る書き出しだからこそ、この書き出しは避けた方が良いのです。

書き出しは物語においてとても重要です。
そんな大事な書き出しがすでに世の中にある作品と被ってしまうと印象が薄れてしまいます。

書き出しは作品の顔、という気持ちで自分の強みが活かせる書き出しにしましょう。

ここからは上記の避けるべき書き出しについて具体的に解説していきます。

※ここで挙げている書き出しだと全ての作品がダメというわけではありません。
あくまで執筆に行き詰ったときの参考程度にお考えください。

■夢ではじまる

夢で始めるのはなるべく避けた方がよいでしょう。

理由はよくある書き出しだからという単純なものです。

読者に「夢から始まる物語を教えて」といえば多くの人が答えられるではないでしょうか。

書き出しではなるべく新鮮なインパクトを読者に与え、作品に引きつけることを意識してみましょう。

また、夢で始まり、夢で終わる、いわゆる『夢オチ』もなるべく避けた方が良いでしょう。

作品全体で盛り上げた熱が一気に冷めてしまいかねません。

■ポイント
夢で始めるのはよくある書き出しなので避けるべき。
また、夢オチもオススメしない

■目覚まし時計がなっている

目覚まし時計がなっている、小鳥のさえずりが聞こえてくるといった書き出しも避けるべきです。

理由はよくある書き出しだからです。(2回目)

この書き出しを避けるべき理由はもう一つあります。
それは、この書き出しだと物語とはあまり関係のない朝の様子を描き、文章が長くなってしまうことです。

書き出しは簡潔な文章の方が読者も読みやすいです。

なるべく短い文章を意識してみてはいかがでしょうか。

■ポイント
目覚めのシーンから始めるのは、よくある書き出しかつ文章が長くなりがちなので避ける


■会話が少なすぎる

書き出しで会話が少ないのも避けるべきです。
理由としては、会話が少ないと余白が少ないからです。

余白が少ないということは文字がびっしりと並んでいます。

そうすると多くの読者は、
「文字多いな……読むの大変そう」
と思い、読むのをそこでやめてしまいます。

視覚的にも読者が読みやすい、読みたいと思える文章が理想ですね。

■ポイント
書き出しに会話を入れて、文章に余白を作る。
視覚的にも読者が読みやすい文章を意識する.

■会話ではじまる

③で書き出しにおける会話について書きましたが、会話からはじめるのは避けた方が良いです。

会話からはじめるのは少し前に流行していた書き出しです。

また、会話から始めてしまうと、読者は少し混乱します
誰が誰に話しているのか、その会話を読んだ時点では分からないからです。

この書き出しが目新しい頃はその混乱こそがフックとなって読者の興味を引きつけていました。

しかし、よくある書き出しになってしまうとインパクトよりも混乱の方が目立ってしまいます。

もし、会話から書き出すのであればシリーズものなど、読者がすでにその作品について知っていると良いかもしれません。

特徴的な喋り方、内容の会話から始まれば、喋っているキャラクターを特定できるので混乱も少ないでしょう。

■ポイント
会話から始めるのは読者が混乱するので避けるべき。(シリーズものの続編は除く)

【まとめ】

今回は避けるべき書き出しについてまとめてみました。

今回の内容を端的にまとめると
よくある書き出しは避けて、自分の個性を活かせる書き出しにする
となります。

小説を書くときはどうしても過去の読書経験に引っ張られます。
そうすると、よくある書き出しになりがちです。

書き出しに行き詰ったら、本記事に戻ってきて、息抜きついでにチェックしてみてください。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
この記事が皆さんの創作活動を少しでもお手伝いできていれば幸いです。

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